『リンク ~茨城のセーフティネットづくりに関わる団体ブックレット~』発行!

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 2021年3月現在、新型コロナウイルスによる社会的影響が深刻化、長期化する中、様々な生活困難、お悩みを抱える茨城県民がいます。コロナ禍で新たに生活困窮となった県民もいますし、コロナ禍以前から抱えていた生活課題がコロナ禍で一気に顕在化した方もいます。
 例えば、生活困窮者はその状態に至る過程において、不安定就労、失業、借金、家族間トラブル、病気、依存症、障がい、虐待、暴力、差別、孤立など、様々な要因が複雑に絡み合いながら困窮状態となることが多いと言われます。
 複合的な生活課題を抱える県民に対して円滑な相談対応を行うには、特定の支援機関のみの対応では解決に至るのは困難です。官民共同で、様々な社会的資源が連携しながら対応することで、現在の状況から抜け出す一歩を探ることができます。多様な機関の連携による課題解決は、生活困窮者自立支援法の立法趣旨にも沿うものです。
 2015年4月から同法が施行されるに伴い、茨城NPOセンター・コモンズは独立行政法人福祉医療機構からの助成により、冊子『リンク ~生活困窮者支援のための社会資源リスト~』を作成しました。同冊子は県内の生活困窮者の相談業務などを行う行政や社会福祉協議会など福祉関係機関に配布されました。セーフティネットづくりや相談業務などに取り組む県内民間団体の活動情報のほか、具体的な支援実績をまとめた媒体は他になく、その後長らく使用されてきました。
 同冊子発行から6年が経過し、活動を休止した団体や新たな担い手の誕生などもあり、この度同冊子を再編集しました。再編集にあたっては、掲載団体を大きく入れ替えました。
 また生活困窮だけに限らず、幅広い県民の福祉的ニーズに対応できるよう、セーフティネットづくりや相談対応に関わる様々な分野の団体を網羅するよう心掛けました。さらに、掲載情報をインターネット上でも公開し、つながりたいと思う団体の情報をすぐに見つけられるよう、新たにデータベース化しました
 セーフティネットづくりに関わる官民の様々な福祉機関が、各団体の存在や活動内容を把握することで、各福祉機関に訪れた相談者に対する他機関への紹介などを通じて、相談業務がより円滑になり、また団体同士の相互連携がより一層図られることを期待します。
 また、様々な生活困難を抱える茨城県民がこの冊子を手に取って、適切な支援機関につながることで、少しでも状況が改善することを願っております。
編 集
 認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
助 成
 一般財団法人 茨城県労働者福祉基金協会「NPOマナビヤ事業」
ブックデザイン・DTP
 篠崎 智子
印刷版の販売価格
 500円(税込)
 ※ 送料別
 ※ こちらからご注文ください。代金のお振り込みは、本体とともに同封するゆうちょ銀行の払込取扱票をご活用ください。

本件に関するお問い合わせ

認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
 常務理事・事務局長 大野 覚
〒310-0031
茨城県水戸市大工町1-2-3 トモスみとビル 4階 みとしんビジネスセンター C-1
電話:029-300-4321
FAX:029-300-4320
eメール:info@npocommons.org

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