台風19号の被災者支援に関する代表理事からのメッセージ(2019年10月24日)

茨城NPOセンター・コモンズの茨城の横田です。この間、何も発信できずすみませんでした。
3年かけて常総の旧診療所を復興拠点としてカフェとして再生する準備をしてきて、プレオープン予定日に台風が来ました。
常総は利根川増水の影響もあり、鬼怒川の水位が上がり、12日未明に自主避難から避難勧告に変わりました。避難所の案内を多言語で流したり、避難所で外国人避難者に情報支援をする活動をしました。
12日の夕方に避難指示が解除されるまでは、緊迫した状況でした。前回の鬼怒川決壊後の堤防補強をしていなかったら、4年前の再現になっていたと思います。ギリギリでした。
茨城県内は、那珂川と久慈川の流域で大きな浸水被害があり、水戸市、常陸大宮市、常陸太田市、大子町で災害ボランティアセンターが活動中です。
常陸太田市以外は、役所またはボランティセンターを15日と21日に訪問し、常総の経験を記録した『豪雨災害に備えるガイドブック』を置きつつ、情報収集をしてきました。『水害にあったときに ~浸水被害からの生活再建の手引き~』も各地で配布されています。
水戸は常磐自動車道水戸インターから20分くらいのところが現場なので、アクセスが良いのですが、大子(だいご)町はそこから50分くらい北上するため、ボランティアの集まりも少ないとのことです。
大子の情報収集を21日に行い、災害ボランティアセンターと連携して、「カビなどで家が傷むのを防ぎ、住宅再建しやすくするために今できることを学ぶ会」を開催することになりました。大子でどのように行ったかは追って報告します。
10月29日(火)には、県社協と共催で最初の情報共有会議をすることになりました。県社協からは、4地区の災害ボランティアセンターの状況を報告してもらいます。コモンズは、大子で始める泥出しの次の家の傷みを抑える活動のほか、常総で水害後に何が課題になり、何を行ってきたかを報告します。
県内の4被災地で数回は上記講座を開き、ボランティアが継続するような状況をつくっていこうと思います。
常総でやってきたことを、県内外に発信できるよう努力していきます。よろしくお願いします。

2019年10月24日
認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
代表理事 横田 能洋

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