外国の若者のキャリア教育セミナー【終了】

外国につながる子どもの進路を考えるために

　茨城県内の公立小中学校等には、日本語指導が必要な外国人児童生徒が９００人以上おり、今後も増加すると見られています。学校に専門の教員や母語支援員が配置されたり、地域の日本語教室が開講されたりと支援体制が整備されてきた結果、高校進学を選択する生徒たちも増えています。
　しかし、日本語などの課題により、高校受検を合格できるかわからない、入学しても中退してしまう、卒業後の出口が整っていないなど、子ども達は様々な課題に直面しています。あなたの目の前に座る子どもも、数年後には日本での高校・大学進学や就職を経験するでしょう。
　外国にルーツを持つ子どもたちの未来のために、支援者は何を、どのように取り組めば良いのかを、東京都や神奈川県で教員としても支援者としても長らく進学・キャリア支援に取り組まれてきた小綿先生、高橋先生から、具体的な事例を交えて学びます。

※ プログラムが一部変更になることがあります。
日　時
　2017年７月１９日（水）14:00～16:50（13:30　受付開始）
対　象
　小中学校、高校において外国人児童生徒の教育に関わっている教員、教育委員会、ボランティア、日本語教育関係者、大学生
定　員
　50名（先着順）
参加費
　無料
会　場
　常総市生涯学習センター（常総市天満町4684）
※ 関東鉄道常総線 水海道駅より徒歩10 分。駐車場あり

講　師
高橋 清樹（たかはし せいじゅ）氏
　NPO法人多文化共生教育ネットワークかながわ事務局長／神奈川県央地域若者サポートステーション総括コーディネーター／文化庁委嘱地域日本語教育アドバイザー
　神奈川県立高校や養護学校の教員として38年勤務。教育現場や地域のNPO団体のメンバーとして、外国につながる子ども若者の教育支援に関わってきた。2016年に文部科学省の「学校における外国人児童生徒に対する教育支援に関する有識者会議」に委員として参加し、報告・提言に関わった。
小綿 剛（こわた つよし）氏
　1955年生まれ。元東京都立高校社会科教員。特に外国につながる生徒の教育・多文化教育の実践に努め、「民族共生教育をめざす東京連絡会」「多文化共生教育研究会」などの団体の設立、運営に関わってきた。元全国在日外国人教育研究協議会（全外教）副会長。多文化共生教育研究会所属。
主　催
　茨城NPOセンター・コモンズ　グローバルセンター
後　援
　茨城県教育委員会（予定）、常総市教育委員会
助　成
　公益財団法人 トヨタ財団　2016年度国内助成プログラム「そだてる助成」

茨城NPOセンター・コモンズ　グローバルセンターとは

※ ウェブサイトから5言語の高校進学ガイドとキャリアガイドがダウンロードできます。
外国人の子どもたちのための教育事業
・ 学習環境向上プロジェクト会議の開催
　外国人児童生徒の教育に関わる学校関係者による会議を開催し、連携して学習環境改善に取り組んでいます
・ 子どもたちの居場所となる補習教室開催
　公立小中学校の児童生徒のアフタースクール、入学前のプレスクールも随時実施
・ 進路ガイダンス
　外国人の子どもと保護者を対象に、日本の学校のシステムや受験準備から受験までの課程、また中学校卒業後の進路選択のオプションなどの情報を通訳付きで提供
・ 就学相談対応
・ 社会見学（キャリア研修）開催
・ 母語学習サポーター（通訳）派遣
・ 子どもと保護者の交流会開催
サポート人材育成事業
・ 外国人の子どもの教育に関する教員対象研修を開催するほか、学習支援ボランティア育成講座を企画運営
・ 母語学習サポーター対象研修と派遣
情報発信事業
・ 中学校や高校における外国人生徒受け入れ調査と中学校卒業後の進路調査
・ 外国人児童生徒の学習環境向上をテーマにしたシンポジウム開催

お申込み・お問い合わせ

　こちらをクリックして参加申込書付き案内（PDF:622KB）をダウンロードしてご記入の上、下記までFAXまたはeメールにてお送りください。
※ 申込締切：2017年7月13日（木）
※ ご記入いただいた個人情報は、本行事の運営及び関連するご連絡のみに使用致します。
認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ　グローバルセンター
〒303-0005
茨城県常総市水海道森下町4335 JUNTOSハウス
☎：0297-44-4281
FAX：0297-44-4291
eメール：global@npocommons.org

茨城NPOセンター・コモンズは、組織の壁・心の壁を越えて、人がつながり、ともに行動する社会を目指します。