水戸まちなかフェスティバルで、今年も「タウンモビリティ」を開催しました!
水戸のまちなかは、他の街と比べて、バリアフリー化があまり進んでいないと言われています。障がいがあるなど移動が大変な人でも、気軽にまちなかで買い物をするには、施設や公共交通のバリアフリー化とともに、市民の助けあいも必要です。
そこで、今年も16団体の連携によって「水戸まちなかフェスティバル」(以下、水戸フェス)でタウンモビリティ(注)を開催しました。車イスの無料貸出や移動の介助などを通じて、誰もが安心してフェスティバルを存分に楽しんでもらうきっかけづくりに取り組みました。本部発表によると、水戸フェス全体では、過去最多の約93,000人の人出となったそうです(前年度から+約11,000人)。
また、今年は水戸特別支援学校の生徒の作品展示・販売、アイマスク・白杖体験、障がい者就労支援施設によるお菓子やパン、コーヒー、野菜、雑貨などの販売、茨城交通によるらくがきバスや乗降体験、茨城県作業療法士会による子ども向けリハビリ体験など、盛りだくさんの内容となりました。以下の動画をお楽しみください。
車イスの体験も40近くありました。高齢の方や障がいのある方など、当事者の方への貸出はあまりありませんでしたが、途中で体調を悪くされた来場者がいたようで、我々のブースに車イスを貸してくれないか、と頼まれた方がいました。お役に立てたのはうれしく思いますし、我々の活動を知って頼んでくれたこと、またそれが一つの助け合いの公共インフラとなったことは、うれしく感じました。白杖&アイマスク体験も20回ほどのご利用がありました。
今年で5回目を迎えたことで、かなり来場者にも定着したのではないかと思います。これを機に、水戸のまちなかが少しでもバリアフリーに近づければと思います。
(注)大型店舗や商店街などで、移動が不自由な高齢者や障がいのある方に対し、電動スクーターなど無料で貸し出し、移動保障を支える取り組み。1978年にイギリスで始まった。
開催案内(PDF:545KB)のダウンロードはこちらをクリック!
当日配布した詳細なパンフレット(PDF:709KB)のダウンロードはこちらをクリック!
茨城NPOセンター・コモンズは、組織の壁・心の壁を越えて、人がつながり、ともに行動する社会を目指します。