HOME >> トピックス >> 水害で被災された方にお読みいただきたい情報を、まとめて公開します

   

トピックス

水害で被災された方にお読みいただきたい情報を、まとめて公開します



 「令和2年7月豪雨」により、多くの方が被災されています。今現在も、大変辛い状況にあると思われます。お見舞い申し上げます。

 「平成27年9月関東・東北豪雨」での茨城県常総市で発生した水害の被災者支援活動、復興支援活動を、これまで茨城NPOセンター・コモンズは継続して取り組んできました。

 これまでに培った経験をもとにまとめた情報を、今現在辛い思いをされている被災された方に、ぜひお読みいただき、少しでもご参考になれば幸いです。

用 途
書 名
発行年月
発災前、災害発生時、避難生活、生活再建の数週間の参考情報として豪雨災害に備えるガイドブック2017年7月
被災地での生活再建のための市民ベースの活動ガイドとしてぬくもりのバトンプロジェクト ~常総市民9月10日からの想い~【抜粋】(PDF:15.6MB)

※ プロジェクト詳細はこちらのページ、またこちらのクラウドファンディングのページをご覧ください
2016年9月
中長期的な被災地の復興と次の災害への備えとして昨年の台風で被災された皆様へ 2015年の鬼怒川水害を経験した常総市民の経験をお伝えします。(PDF:7.8MB)2020年6月


こちらも併せてご覧ください


令和2年7月豪雨を受けて、代表理事からのメッセージ

※ 以下の文章は、一般社団法人 茨城県経営者協会発行の情報誌『茨城経協』2020年7月号に寄稿したものを再編集しています。

2020年7月15日
認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
代表理事 横田 能洋


 またしても九州、中国、中部地域で大きな水害が発生しました。継続して豪雨が降り続く線状降水帯が発生すれば、国内のどの地域でも河川氾濫や土砂災害は起こりうると再確認させられました。

 九州の被災地では長雨が何日も繰り返され、道路の通行止めや断水が続いて片付けが進みにくい上に、コロナの影響で近隣からしかボランティアを募れない状況です。復旧に向けた活動が困難な状況になっています。

 温暖化による異常気象によって状況は変わりました。50年に一度ではなく、数年ごとに災害が起きると捉え、それを前提にした生活、事業活動、地域づくりをするというように意識を変えることが急務だと思います。
 
 今年の9月で鬼怒川が決壊した常総水害から5年を迎えますが、私はあの被災の日から継続して被災地の復興と自主防災をどう進めればいいか考え続け、地域の皆さんと共に活動を続けてきました。

 コロナが始まる前まで全国各地に出向いて災害で何が起こるか、どのように自主防災とまちづくりを進めればいいか、区長さんの集まりから小学校まで講演に出向き話してきました。「実際に経験しているので参考になる」との話はいただきましたが、私の話が話を聞いていただいた方の実際の行動変化にどれだけつながるかが大きな課題です。

 常総で被災した人の中でも災害の風化は進んでいます。どの避難場所に逃げればいいかわからない、要配慮者を、誰が、いつ避難誘導するかも決まっていない状況が、いまだにほとんどの地域で続いています。それらが事前に明らかで、かつ実際に避難の訓練による習慣がないと、「まだ家にいた方がいい」とか「前回は大丈夫だった」といった思考が具体的な避難行動の障害になります。

 犠牲者を減らすには早めの避難、そのための命を守れる避難場所の確保が不可欠です。BCPや施設の災害対応マニュアルづくりや避難訓練も現実味を持ったものにしなければ、実際に発災したら被害を防げないでしょう。
 
 今回の災害では、毎日のように「命を守る行動をとってください」、「早めに安全な場所に」とテレビで呼びかけていました。その呼びかけの後に動くのでは遅いのです。そして災害報道も数週間で流れなくなっていきます。

 記憶にある時、災害の危険を体感した時が行動変容しやすい時です。そう思って私たちは昨年10月の台風19号で水害にあった水戸市、常陸太田市、常陸大宮市、大子町の被災者に、直に働きかける活動をすることにしました。

 水害後に起きた人口流出と空き家増大の中で、私たちがしてきた地域の復興への取り組みと、次に災害が起きたときに逃げ遅れないために、どのように避難場所の確保や避難地図作成、避難訓練などに取り組んできたのか、30数ページの冊子にまとめ、それを届けることにしたのです。

 上記の4つの被災自治体の被災世帯の情報を、自治体や社会福祉協議会からいただき、950世帯に1軒1軒ポスティングをするという、これまでやったことのない活動をしました。そのために原付バイクも買って大子まで車で運んで配り歩きました。

 久慈川のすぐそばにある家の中には、水害当時のままの家もあれば、なんとか住める状態に直した家もありました。各地区の区長さんたちと話すと、自主防災や河川改修の必要性に関する話が多く出されましたが、コロナもあってなかなか動けない様子でした。

 今回各世帯に情報を届けたことで、うちの地域でも取り組もうという声が増えたらと願います。「あのときは大変だった」という話で終わらせたくありません。withコロナ、with災害時代でもあるのです。皆さん、備えましょう。


ご支援ください

 情報提供などを通じた被災地支援や、自主防災普及の取り組みを継続して進めたいと思います。

 ご寄付を通じて、ぜひご支援ください。

 こちらのページを通じて、クレジットカード、コンビニ、ペイジーでご寄付できます。