ごあいさつ

コモンズ代表挨拶

新聞などでも「NPO(エヌ・ピー・オー)」という言葉が使われることが徐々に増えてきています。アメリカなど、市民のボランティア活動の盛んな国では、NPOは市民が社会に働きかけ、社会を動かす上での重要な手段として行政や企業とならんで大変に発達しています。

日本においても、行政でも企業でもない組織というのは、たくさんありますが、それらをまとめて表現する「言葉」も「制度」もなく、行政や企業と対等な存在としての「市民の組織」が語られることは、ほとんどありませんでした。

つまり、これまでの日本では「社会にサービスを提供するのは行政、企業が中心」で、市民はそれを「うける側」という考え方だったのですが、増大する社会問題や人々のニーズに行政だけでは応えられなくなり、「市民の力も活用しよう」と公的サービスのあり方が変わってきました。

98年12月、日本でも市民団体が容易に法人組織になれるようにするための法律、特定非営利活動促進法(通称NPO法)が施行され、すでに全国で23,000以上の法人が生まれています。

コモンズの使命(ミッション)

まず、NPOに関わる人を増やす!そのためのNPOがコモンズです。

NPOが活躍するということは、教育、福祉、環境、文化など暮らしに関わる様々な分野で、より多様なサービスを選べるようになることにつながります。いろいろな経験や能力をもった人々が、自分の関心のある事業に参加して「自己実現できる機会」が拡がります。市民ひとりひとりが社会の主役となれば市民が社会サービスを「選んだり、変えたり、新たに生み出す」ことが可能になります。

「市民を社会の主役にしていくためのNPO」これは市民ひとりひとりが、自ら育てていくものでなのではないでしょうか…。より多くの人が、自分の興味があるテーマの活動をしているNPOに少しでも関わっていくことが何よりも必要だと思います。

私たち、茨城NPOセンター・コモンズは「茨城のNPO活動全体を盛り上げていこう!!」という、少し大きな目的を掲げて作られたNPO組織です。NPOを作りたいという人を増やし、立ち上がったNPOを応援し、さらに「直接活動はできないが、NPOに協力したい」という市民や企業と、NPOを結びつける活動をしていくことが私たちの使命です。

コモンズの活動は、茨城においてNPOがしっかり根を広げて地域に不可欠な組織が多く育っていくための「畑づくり」です。少しでも豊かな「畑」になるよう、多くの方々のご支援、ご協力をお願いします。

用語解説

NPO

NPOとは、普通、市民団体を指して使われていますが、もともとの語源はアメリカの法人や税の制度の中で定められている組織のひとつの種類、Non Profit Organization(民間非営利組織と訳されています)からきています。

NPO法人

これまで市民組織が法人化することは殆ど不可能でしたから、個人や任意団体の立場でなく、企業や行政と対等な法人組織として事業ができるようになったことは活動の機会が大きく拡大したといえるでしょう。私達はこのチャンスを活かしてNPOが大いに活躍する社会をつくっていきたいと考えています。

NPOとは、もともと営利組織の形では事業ができそうにない、つまり社会的な必要性はあるけれど儲かりそうにないので資本金や株主を集められそうにない時に、幅広い市民から寄付やボランティアを集める際につくる組織です。